ついに、鉄骨がそびえ立つ!知ったかぶりはNG!スタジオビルの遮音性能について正しく理解するために知っておくべきこと


高い建物は、耐震設計を最優先する必要があります。そのため、重量鉄骨造が採用されることが一般的です。東京スカイツリーは、鉄骨造でできており、その理由は地震に強いからです。

鉄骨の組み立て手順や、レッカー車を置く場所まで、設計段階から慎重に考慮されています。

これにより、通行の邪魔になることがなく、安全性が確保されています。

また、すぐ右には山手線が走っているため、事故が発生すると取り返しがつかないリスクがあることから、より一層慎重に設計されています。

慎重に、慎重に・・・・

この写真は、高層建築物に用いられる鉄骨同士をつなぐためのハイテンションボルトを締めている様子です。

大きなナットが天井に出てくると邪魔になるため、ナットを締める向きを指定した綿密な設計が採用されています。

一方、各階の床は鉄筋コンクリート造です。

鉄筋コンクリート造の床は重く、重量が増えると耐震性に不利になりますが、床は建物の「質量則の要」となるため、妥協できません。

そのため、建物の軽量化には壁の材質に工夫が施され、耐震性と遮音性のバランスを保ちながら、建物全体の構造を強化するように設計されています。

構造物がそびえ立ちました。

この建物は、工事が半分くらい進んだように見えるかもしれませんが、実際にはまだ10%程度しか進んでいません。その理由は、これから、この建物内部に36のスタジオを作るからです!