フラッターエコーの動画の中でブーミングについて触れていたので、ちょっと難しいですがブーミングについて説明します。
ブーミングとは、一般的な構造(木造の柱に石膏ボードを張る)において顕著に表れる、構造体の共振です。
コンクリート打放しの部屋なら、正真正銘の残響音ですから基本的に問題ないのですが、木造の場合は床・壁・天井が共振して発生したゴミの音です。
【a:ミッドバスの(残響+振動)時間が長過ぎる】
100Hz以下の低音で揺さぶられた石膏ボードが200Hz前後の震動音を出します。
真の残響音ではない振動音でミッドバスがだぶだぶして不快感山盛りの
ボンツキ音が発生します。
これをブーミングといい、発生させないことが成功の秘訣です。
【b:低音(60~80Hz)がタイトにならない】
60~80Hzの残響音は実在感のある低音に不可欠ですが、石膏ボードが振動して力のな
い低音が増え、低音楽器のヌケが悪くなる。
【c:超低音の残響時間が短か過ぎる】
壁質量が低いので40Hz以下の残響音が室外にこぼれてしまう。
※ 以上、すべて、サーロジックさんのHPより。
※ Mac建築デザイン研究所とサーロジックさんはゲートウェイスタジオ代々木跡地に建てるThe MusicaNでコラボしています。
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