「外断熱の家なら、加湿器を買ってくると、本当に加湿できますよ!」
「え~、ナニ言ってんだか分んない?!」
あなたは、加湿器を買ってくればどんな家でも加湿できると思ってたんですね。
それは大きなブーッ、ブーッです。
加湿器から水蒸気が出ると、家の中のどこか温度の低い部分をさがすように水蒸気が漂って行って、そこで結露します。
結露とは水蒸気が水になることです。
窓ガラスに結露するならまだ良いですが、天井裏とか壁の奥のほうとか、見えない部分で結露したら建物は知らず知らずのうちに腐っていきます。
ちょっと専門的になりますが、具体的な数字を上げて説明させてください。
たとえば東京都の2月の平均気温は8.3℃で、湿度は55%のです。(青丸)
そのとき、室内を24℃に暖房したとします。
加湿しないと室内の湿度は20%になってしまって肌がカサカサしたり、のどがイガイガします。
そこで60%くらいに加湿すると、建物のどこか16℃以下になっている部分で結露します。
内断熱の場合は断熱材のすぐ外、つまり建物の内部で結露して断熱材が濡れたフトン状態になります。
この時点でアウト!です。
外断熱では、建物全体がお部屋と同じ温度になっているので、結露は起こりません。
万一結露が発生したとしても、それは建物の外側です。
建物の外側で結露することは雨が降っているのと同じ状態です。
結露水や雨が屋内に入らないようにしておけば良いだけです。
コメントをお書きください