ここだけの話ですが、実は、私はいつでもツイてます!
何度もなんども九死に一生を得ました。あの時もそうでした。
予てから研究していた「外断熱」が突然ヒットしたのです。
欧州、特に厳寒のドイツではすでに常識化していましたが、日本ではまだ「外断熱」という言葉すら知られていませんでした。
そんな中、技術系の会社の幹部やお医者様がいち早く外断熱の有効性に気づいて、ネット検索してくれたのです。
お陰様でにわかに忙しくなりました。
私は、日本に外断熱という言葉を広めた札幌の故江本先生に指導を受けながら、クライアント(建て主)とともに、
暑くもなく寒くもない、ホノルルの冬のような環境を日本の家のなかに再現することに邁進しました。
そして外断熱住宅の設計を重ねるたびに新たなアイデアを試みました。
では、「最初に創らせていただいたお家は試作品か?」ということになりますが、ある意味そうかもしれません。
でもその頃のクライアントはパイオニア精神が強く、自らのトライが外断熱のバージョンアップに貢献することに
誇りを感じてくれたのです。
バージョンアップは6度行いましたが、どのクライアント(建て主)にもお叱りを受けることはなく、ご満足いただけました。
本当に感謝の念に堪えません。
お陰で、私が創る外断熱の家は単に省エネなだけでなく、日本にいながらホノルルの気候を再現できるレベルに上り詰めました。
いつも自分を支えてくれる女房からα波が出ていると書きましたが、自分の建築士として紹介はされないしないという倫理観のため、生活を圧迫してからはしばらく消えていた女房のα波が、3年ぶりに戻ってきました。
まったく危ないところでした。。。
お陰で私は一度も心を売ることなく、「誰に気を遣うことなく、100%お客様の味方になる」ことを実践できる立場になったのです。
その後も何度かピンチに見舞われましたが、私はツキに守られながら今までずっとやって来れました。
私は断言します。 倫理観。それが建築家のすべてでしょう!
もちろん、デザイン力、技術力など基本的なことがそろっていることが前提ですが。
ところが、私のようにツイてる設計士ばかりではなく・・・というより、私が奇跡みたいなものですから、
ほとんどの設計士はいまだに建築会社の犬であったり、セミナーの講師に成りすまして建築会社を儲けさせたりする者もいて、
建築業界は昭和時代となんら変わらず、とても荒っぽい業界です。
もしあなたが丸腰でこの業界と関わると、簡単に感染し、致命傷を負うことにもなりかねません。
そこで私は、クライアント(建て主)が余分なお金をむしり取られないように、ワクチンを用意することにしました。
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