防音スタジオに住む! 躯体振動再取込防止策


建築構造体に伝わってしまった振動にキッチンや洗面室の床が共鳴すると、騒音となって生活に支障をきたします。

 

本件ではキッチンや洗面室の床は、高性能防振ゴムつき遮音置床を採用しています。床の高さは18㎝あり、グラスウールをしこたま敷き込みました。

 

下左の写真はフローリングのすぐ下に配した防振ゴム。

下右の写真は、置床の足に配した高性能防振ゴム。

 

もうひとつ、MUSIK北参道で実行した再取込防止策をご紹介させてください。

 

普通、キッチンや洗面室などの間仕切り壁の骨組みは、建物構造体に取り付けます。

しかしそれでは、建築構造体に伝わってしまった振動がキッチンや洗面室などの小部屋に伝わって、共鳴する恐れがあります。ですから本件では、小部屋の間仕切り壁と天井を上写真の防振置床の上に独立建てしました。左写真は建築本体と小部屋のコーナーのスキマを樹脂製振動吸収目地を説明しているところです。