鎧(よろい)効果
道行く車をぼんやり眺めていると、アルファードがヤケに多いのに驚きます。
レクサスやベンツもあたりまえに走っていきます。
いちばん多いのはもちろん軽四だけど、それにしても高級車が多い。
その理由を考えてみました。
車は現在の「鎧:よろい」なんですね。 鎧は自分を守ってくれるし、大きく強く見せてくれます。
車を選ぶとき、そのことを意識する人は少ないかもしれないけど、鎧効果は絶大です。
突然ですが、あなたが高速道路で運転しているとき、ルームミラーにベンツSクラスが映ったら、どんな気持ちがしますか?
べつにあおり運転されているわけでもないのに、なんとなく圧力を感じてレーンを譲ったりしたくなりませんか?
ベンツSクラスはアルファードのように鬼瓦みたいな顔をしていません。いたって上品で紳士的です。
なのに、なぜか威圧感を感じる。
紳士的なのに迫力がある。ベンツはつねに絶妙のバランスでデザインされているのです。 これに学ばない手はありません。
建築を専門にしている私にしてみれば、「鎧ばっかり買わずに、城にもお金、つかってよ・・・」
と言いたいときもありますが、実はホームオフィスも立派な鎧になるのです。
ホームオフィス タイプⅠ
ホームオフィスでおこなう仕事は、形のないもの、質量のないものを創る仕事が主でしょう。
デザインであったりプロデュースだったり、士業であったり職種はさまざまですが、
原価が分かりにくいことと、売値の幅がめちゃくちゃ大きいことが共通点です。(転売ヤーは除外)
おなじような仕事をしていても、売値は人によって数倍、数十倍、ときには百倍だったりします。
だからこそ、トライする値打ちがあるのです。
「地道にしっかり仕事をしていたら、お金はあとからついてくる」と言いますが、それだけではダメです。
もちろん、仕事の質を高めるることが大前提ですが、「魅せ方」を工夫しないと高く売れません。
その、「魅せ方」に一役買うのがホームオフィスなのです。
ホームオフィス タイプⅡ
タイプⅠとタイプⅡはそれぞれイメージが違いますね。
あなたの仕事にはどちらが効果的でしょうか?
仕事内容だけでなくあなたのキャラクターとの相性も大事です。
最近は「貼って剥がせるクロス」も豊富なので、ホームオフィスのインテリアにはとことんこだわってください。
カウンターや棚におく小物も妥協せずに!
同じ仕事をして売値が高くなったら、そのぶんまるまる儲けですから!
私の感覚では、タイプⅠよりもタイプⅡのほうが、自分を高く売れるように思います。
ウェブ会議のとき、大事なのは背景
普段はホームオフィスのカウンターにパソコンをおいて仕事するわけですが、ウェブ会議のときはクルッと180度回転して、ホームオフィスを背景にして、スタジオ並みに照明をととのえて臨んでください。
自分とオフィスがどう映っているか、前もってチェックしてください。
ぶっつけ本番なんてもってのほかです。
まちがっても生活臭が映り込まないように。
生活臭を感じさせたら、その時点で負けです。(値引き交渉が入る)
これを「自己プロデュース」と言います。うまくいくと、あなたの見積額がそのまま通ります。だまされたと思ってやってみてください。
広瀬川パーク・レジデンスでの工夫
広瀬川パーク・レジデンスでは、ホームオフィスを背にして画像を撮るのに最適なスペースになっています。
三脚付きのリングライトをたてるスペースがあるし、間違っても生活臭のあるものが映りこまない設計になっています。
さらに、お取引先が訪問してきたときの効果も考えておきました。
訪問者が使うのはホームオフィスとお手洗い。なのでお手洗いはこの位置にあり、ドアは玄関側にあります。
ではなぜ、リビング方面に扉がないのでしょう。
それは、訪問者にリビングをチラ見させるためです。 すごーい奥行き。どんだけ広いねん?!
しかもリビングの奥には、アウトドアリビングらしいものがある・・・行ってみたいなあ・・・
こんなオシャレなところで生活しているんだから、きっと良い仕事してくれそう。
そう思わせたら、勝ちです。
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