マンションの家賃を高く保つには


初めてハワイに行ったとき、濡れた水着をラナイのベンチで乾かしました。

ちょっとABCストアへ行ってマカデミアナッツを買ってきたら、水着は洗面所に移動されていました。

 "Do not hang laundry on the lanai" のメッセージカード  

なるほど・・・みんなでルールを守ってこそ、ワイキキの景観が保たれるのだ。

       ハワイコンドミニアム

         日本のマンション



ハワイのコンドミニアムと日本のマンション、なぜこうも違うのか?

 先進国と後進国? 富裕層と貧困層?

アカヌケた人と、ダサい集団?

いえいえ、そんなたいそうな問題ではございません。

日本のマンションのベランダには洗濯物が干してある。ただそれだけの違いです。 

でもね、マンションは生活の場ですから、物干し場は必要なんです。

乾燥機があっても、たまには日光に当てたいですよね。


そこで私は


広瀬川パーク・レジデンスでは、アウトドアリビングとは別に、サービスバルコニーを設けました。

「洗濯物はここで干してくださいね」と、ちゃんと受け皿を作ってあげないと、ルールは維持できません、よね。

 

はい、ここであなたに質問です。

ハワイのホテルのラナイに、エアコンの室外機はあるでしょうか?

トユはあったでしょうか? 

ハワイのラナイには、エアコンの室外機もトユもありません。

トユがないのは気候のお陰ですが、エアコンの室外機がないのは、興ざめさせない工夫です。

建物は表舞台と裏舞台を明確に分けて設計しないと、美観と便利性がたもたれません。

広瀬川パーク・レジデンスでは、表側には洗濯物干しはもちろん、エアコンの室外機も給湯器も、トユですらも見えない工夫をしています。お部屋の換気やレンジフードの排気もすべて裏側へもっていきました。 

こうすることで、家賃を高く設定できるのです。築年数が古くなっても美観が保たれていると、家賃を下げずにすみます。


やれば、できる!


これは、私がずっと昔から住みたいと思っていた

「日興御所前スカイマンション」です。1976年9月に完成しました。なんと、築50年!

 

私が注目していた理由は、管理がとてもしっかりしているからです。

ガーデンの手入れもエントランスの掃除もバッチリ。なんたって、洗濯物が一枚も干してない!

こんなマンションが日本にもあるのですね。

これは分譲マンションで、築50年でも高く売れます。

賃貸に出している人もいるとは思いますが、空き部屋を見かけたことがありません。